“乗れ過ぎているからこそ”? Kプリンセス後方策を解く

大坂杯のカワカミプリンセスには、前走京都記念の競馬から注目していました。
直線、ぎりぎりまで待って爆発力を引き出す、横山さんらしい京都記念
騎乗でしたが、キングヘイロー産駒特有の反応の遅さで脚を余した
印象でしたから、今回はそのあたりを修正してくると思ったのです。
しかし、内が伸びない馬場で出遅れてもいないのにいつもより後方から追走。
今の阪神2000では考えられない33.8秒で上がっても、ドリームジャーニーらに
位置取りの差で勝てませんでした。
でも、これは03年秋の天皇賞で2着だったツルマルボーイの時と同じように、
馬の能力を最大限に引き出そうと最大限の「戦略力」を使って騎乗した結果
なのかもしれません。正攻法で前目に行っていれば勝ってた可能性もあるし、
乗れ過ぎているからこそ結果に結びつかないっていうことでしょうか。
「ヒッノ・チャート」は変わらず(4,5)。