今年の成績は「政治力>戦略力>技術力」を証明?

骨折の影響で十分に追えない状態で、乗り馬も絞っている感じながら
共同通信杯で今年重賞2勝目、11勝と面目は保っています。
騎手の実力を考える際、「政治力>戦略力>技術力」になるのが
「政治騎手」の考え方ですが、今の武騎手がまさにその通り。
馬を追う「技術力」が万全でなければ、いつもと違って前目の競馬で
内を回ってコースロスを少なくする「戦略力」と、騎乗馬を調整する
「政治力」でカバーする。その結果が昨年は一つも勝ってない時期の
重賞2勝目です。
しかし思い通りの競馬はできませんから、2月1日のレッドサーパスのように、
いい手応えで直線に向かいながら、外に出すのを諦めてインを突くも
前にいたのがルメール騎手だったからインを閉められて3着。
武豊ほどの騎手なら前が誰かわかっていたはず。なのに敢えて
内を選択したのは外からまとめて差し切る自信がないからかもしれません。
今の状態なら、先行馬は買えても、ズブい馬、追わなければならない馬は
まだまだ割引が必要ですね。
「ヒッノ・チャート」はです(5↓,4・5)。