大逃げアドマイヤメインの背中、前半1000mで武豊が見たものとは?

最初は菊花賞特集でまずは派手な演出でレースを盛り上げたこの人。
この大逃げはレース前からヒノくんは予想していたが……

ヒノくん@月曜日のコメント------------------------------------------
レース前の「政治力」、レース中の「戦略力」ともに見せ場たっぷり。
結果は3着ですが、政治騎手的には大差優勝です。
まずレース前。催眠術師のように、本命サムソン石橋騎手を暗示にかけました。
噂では「切れ味がないので、早めに仕掛けた方がいいですよ」と
アドバイスしてたみたいですし、テレビで、
「サムソンは仕掛けを遅らせた方がいいと思います」といったり。
そんなこといわれたら、石橋は「シバリ」でプレッシャーかかりまくりですよ。
そしてメインについては「今年は人気薄で気楽」。つまりシバリがないので、
勝つか惨敗か「戦略力」を存分に発揮して思い切った乗り方ができるって、
さらに「スピードある馬なので早いラップで逃げることになると思う」
そんなこといわれたら、ほかの騎手は武の動きを見てレースしざるをえません。
ラップに注目しろよっていう意味にも取れます。ところで前半1000mの
通過タイムって今まで表示されてましたっけ。していなければ、
「ちゃんと表示しろよ」という主催者側へのアピールの可能性もありますよね。
かつて皐月賞のコース運営を変えさせたほどの武ですから。
そしてスタート。ダート短距離並みにおっつけてのハナは予定通りです。
武も日記(http://take.nifty.com/diary/index.html)に書いているように、
京都の3000mは前半1000mのタイムをターフビジョンで騎手も確認できます。
ほかの騎手も見ているはずですから、これは「速過ぎるだろう」と
思わせる作戦。そうすれば思い通りのスローに持ち込めるわけで、
その後は13秒台のラップに落ち着きました。通過タイムが見えないと、
ユタカなら残してしまうかもと誰かが徹底マークになり、
狙いと逆の超ハイペースになってしまいますからね。
つまりセイウンスカイスペシャルウィーク菊花賞天皇賞ですよ。
メインの上がりは未勝利戦と500万下のときに1回ずつ34秒台があるだけで、
速い上がりのレースは全くダメ。レコード連発、レース上がり33秒台連発の
今の京都でメインの持ち味を最大限発揮したいい騎乗だったと思うのですが、
結局時計の早い京都の馬場に負けてしまった印象です。
そして日記に書いていたように「弟の好騎乗に降参です」。

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その幸四郎の騎乗はどう見たか。