おぼえよう!「無印良駿」用語の基礎知識

◆「馬ウマチェッカー(UUC)」

ヒノ式穴馬チェックシート。前3走の「レースレベル」と「政治騎手」から全出走馬をチェックします。
細かいデータは載っていないので、一般の競馬新聞との併用が効果的です。

「レースレベル」は【S】(最高)から【A】(ハイ)〜【D】(最低)まで、一番多い【B】は「+」「−」もつけて評価します。
これに不利があったなどで「大幅加点」の【X】、反対に恵まれた結果は「減点」の【Y】、力が発揮できていず、「一か八かで大穴狙い」の【8】のマークでさらに詳しくチェックします。

そして全体の評価として、
ヒノくん自身が「できれば積極的に買いたい」の【Q】、「そこそこ買いたい」の【q】もあります。

さらには「乗替」。
「乗り上がり=買い方向」の【UP】と【up】、「政治騎手」的な側面から判断します。

記号について詳しくは⇒ http://www.hinokun.com/checker.html
「UUC」実践例は ⇒ http://www.hinokun.com/checker_sample1.html

◆「政治騎手」

ヒノくん、「無印良駿」のメインとなる考え方のひとつ。
一般に騎手の実力を示すといわれる騎乗力には大きな差はないと考え、いい乗り馬を集める「政治力」、レース展開を読む「戦略力」から組み立てる画期的な馬券術。

「技術力」

騎乗技術、馬術、馬を乗りこなす能力。騎手はみんな一応「プロ」なので、実は思われているいるほど差はない。武豊騎手も「普通レベル」。

「政治力」

馬の乗る意外の騎手の能力のことで、人間関係や生き様を含んだ、総合的な能力のこと。騎手にとってもっとも重要なのは、「いい乗り馬を数多く集めること」。乗り馬が集まらないと、どんなに腕があっても食えないのがこの世界。そのため騎手は、当然レースで勝つことでアピールするし、調教師や馬主などの日々の関係も重要だ。「政治力」はあらゆる形でレースに影響する。GⅠなでどでは騎乗馬の決定に、レース中ではその位置取り、人気になれば無茶な乗り方はできなし、大馬主の馬は印象を悪くしないために無難に乗る・・・・・・等等。逆にいえば、「技術力」「戦略力」ともに平凡でも、「政治力」さえ高ければ、勝てるし、食べて行ける。武豊騎手の「政治力」は、もちろん日本のトップレベル。

「戦略力」

レースの流れや相手の出方を読む「展開推理力」や、戦法を決めたり状況に対応する「判断力」「ペース判断」や「コース取り」の能力のこと。世間でいわれる「騎手の巧拙」は、実はほとんどの場合この「戦略力」。武豊の「戦略力」はズバ抜けている。

乗り馬集めの政治力

「政治力」には実にさまざまな側面があるが、「乗り馬を集めるための政治力」がもっとも重要。いわばこの馬券術の“心臓部”。

騎手間の政治力

基本的に、格下の騎手が格上の騎手に競りかけたりしてはいけないのがこの世界。なので先輩・後輩や仲がいい・悪いが位置取り、本人の性格が展開に大きく影響するので、馬券的にも重要。

「説明責任」

政治力の影響を「シバリ」というが、シバリがあるということはそれに対しての「いいわけ」を用意しながら乗っているともいえる。かたくいえば「説明責任」。このため「政治力」が低い騎手は「無難に、いままで通り乗る」ということがしばしば起こります。

いいわけ、政治的縛り

騎手には、調教師や馬主に「いいわけ」できるような騎乗をしないといけないことが多い。あまり無茶をすると、騎乗依頼がなくなる→飯の喰いあげになるから。逆にいえば、多少大胆に乗れば勝てそうな場合でも、それはできないことも多い。これを「政治的縛り」という。総合的な「政治力」の高い騎手ほど、この「縛り」は薄い。また人気も「縛り」の一種。

売り出し前、売り出し中

「下っ端騎手」などが「乗り馬集めの政治力」「戦略力」をつけて頻繁に大穴をあけるてファンから「穴騎手」と認知される現象を、ここでは「売り出し」とよぶ。馬券的に肝心なのは「売り出し前」=「多数穴をあけているが、まだそれほど知られていない段階」で見つけること。この時期狙い打つとおいしい。認知度が高まると「売り出し中」で、この頃はそれほど美味しくない。

下っ端騎手

減量騎手などの若手のこと。政治力が低いので、いい馬には乗れない、道中もいい位置取りをとらせてもらえないなど。逆にこれで穴をあけることで「政治力アップ」を目指す。

◆キャラクター分類

完全お任せ系騎手

調教師、馬主からの信頼が厚く、たとえ負けても「○○で負けるならしょうがない」とまで思わせるほどの「政治力」をもった、超一流騎手のこと。ブランド力があるので、いい乗り馬も集し、乗り方もかなりの度合いで「お任せ」になる。現在では、武豊騎手と安藤勝己騎手。

決め打ち系騎手

「政治力」は中堅レベルなので乗り馬の質はそこそこだが、常に一発を狙うモチベーションの高い騎手のこと。簡単にいえば「穴騎手」。大胆かつファイトあふれる騎乗で大レースで穴をあけることが多く、また走することで、「乗り馬集めの政治力」アップを目指す。佐藤哲、池添、吉田豊騎手など。

クラッシャー系

騎手のひとつのタイプ。先行馬や差し馬の早仕掛けなどで、レースをぶっ壊すことが多い騎手のこと。アンカツペリエなど「政治力」の高いに騎手に多い。こんなレースをした馬は負ける時は惨敗が多く、次走が狙い。また展開的には、前を潰すから差し馬が来ることが多い。「決め打ち系」ともカブるキャラ。

気配り系

「クラッシャー系」の逆で、他人の邪魔をしないことを優先するタイプの騎手のこと。このタイプは、ある程度強引に乗れば勝つチャンスがあっても、それはしない。なので前が壁になる、包まれること多くなる。今なら福永、松永騎手など。

「上げシックス」

「政治騎手」の真骨頂
この騎手が乗った「次走」は 一変が期待でき、無条件で買いになる騎手たちのことで、
とくに選りすぐりの6人をヒノくんが認定したもの。ヒノくんによれば、メンバーが乗ると「馬が鍛えられる」のだそう。
現在のメンバーは、
藤田騎手、中舘騎手、上村騎手、鮫島騎手、柴原騎手、長谷川騎手の6人。

「下げシックス」

「上げシックス」の反対。
「戦略力」にすぐれた騎手でも、武豊騎手はじめ一流騎手への乗替りは人気になりやすい。
その点「下げシックス」は、知名度が低いので人気にならないのがポイント。この騎手からの乗替りは「下げ」なので「下げシックス」だが、むしろ「下げシックス」への乗替り、つまり「上がりシックス」で買いたい。
現在のメンバーは、
川田騎手、和田騎手、秋山騎手、小野騎手、吉田隼騎手、吉田豊騎手の6人。

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「今週のここが気になる!」

開催日前日配信、会員限定の「馬ウマチェッカー(UUC)」に付属。
ヒノくんが気になる騎手の騎乗馬を、◎〜○〜△〜×で診断します。

「木曜見解」

ヒノクンが買いたい馬をピックアップしたもの。予想ではないので、そのまま買えば当たるというものではありません。
木曜日にお送りする関係上どうしても枠順、馬場状態は加味できませんので、余分な買い目減らし、ヒモ穴探し等にお役立てください。

詳しくは単行本『政治騎手』に⇒ http://www.hinokun.com/book.html